手入れの行き届かない裏庭、何もしてやれないが、日の光と水分に恵まれて
春を謳歌している。
今は人生でいえば思春期、男も女も存在しているだけで、それぞれ美しく潔い
花が散り、実りを迎える秋までは苦しい夏には不精な枝葉が茂り、やっかいもの扱い。
とにかく今は美しい、花が散り実を結ぶまで何かの手助けがしてやれると良いのだが。
↑もう何年も結実しない柚子の木、大きくはないが何十年も冬の鍋物の薬味を
供給してくれていたが、今は芽は出るものの、実るシグナルはしばらく途絶えている。
木の幹から直接花が咲く花梨、拳骨大に実るまで、カラスに悪戯されなければ
秋には仄かな香りを漂わせてくれる。ラフレシアのような異臭ははなたない。