今朝の薄暗い闇の中で、今まで一度も見たことのない登場人物のあらわれる夢を見た。寒さと腰痛の為、転げまわる布団の中で。熊崎武良温先生が古い色あせた大学ノートを不自由な左手で押さえて、学生がノートを取るのに十分なスピードで読んでおられる姿でした。ヘビースモーカーの様で100分の授業の内、6本紙巻タバコを喫われる。授業の始まる前に1本目、20分毎に4回、授業の終わった後に6本目、そして携行している楕円形の味の素の徳用缶に灰と吸い殻を入れて持ち帰えられる。1962年の昭和37年、東京五輪の2年前の新緑の頃、授業の名前は<倫理学原論>、西洋哲学、東洋哲学、心理学、社会学専攻の学生80人ほどが受講する<共通専門科目>でした。不自由なからだに慣れたしぐさで飄々として登場、退場する姿が印象的でノートの内容よりその姿に敬意を感じました。ネツトで調べても何も現れませんでしたが、一つだけ私と同感の人がいました。以下にコピーしておきます。
私は勝手に<ブラウン>と呼んでいましたが<むらお>なんでしょうか。 1892年・明治25年生まれということは、私が小学校5年生・昭和27年まで一緒に暮らした明治23年生まれの父方の祖母と2歳違い。大日本帝国憲法が発布されたころだ。