車での男三人大和路、I君もO君も定年までは名古屋市、愛知県の教師。
名古屋を8時半に出て、湾岸経由・名阪国道を走り柳生街道を経て
新薬師寺に着く10時半。 亀山で新名神に間違えて入り、土山ICでUタ-ンして名阪国道を走った割りには早く着いた。
I君の運転する小型の車でも狭い石畳の混じる道を走り、築泥を眺めていると南門の前に出た。
南門と同じ鎌倉時代に造られた東門は現在は出入りに使われていない。
共に重要文化財に指定されている。
和辻哲郎の<古寺巡禮>では東門から入り本堂の正面に廻り<あの簡素な構造を以てして、 これほど偉大さを印象する建築は他の時代には見られない。・・・・・・・・軽快な感じである。> と記している。
入場料を払い山門をくぐると目の前に国宝の本堂が何の遮蔽物もなく現れる。
おもいのほか低い高さに驚く、親しみのある印象を受ける。入ると天井のない化粧屋根裏でした、本堂の高さが低いと感じたのはその建て方の為のようでした。
本堂の中の国宝の
薬師如来坐像、
十二神将は力強く、緊張感のあるものでした。
撮影は一切禁止で十二体の国宝の神将も手で触れることができる位の所にある為、
監視の人が常に居られます。
この日(4月8日)は
おたいまつ の日、準備は完了、境内のあちこちにNHKのカメラの
トライポ-トも位置決めされて、置かれています。
本堂西側の出入り口の縁側に並べられているおたいまつ。
本堂西側の出入り口には甘茶が置かれて自由に飲めるようにされている。
好き嫌いは別にして、甘茶蔓の葉を乾燥した甘茶は青臭さもなく美味しく飲めました。
この入口の先は宿坊、湯豆腐や甘いもので酒やお茶が飲める、同行の二人は酒を嗜まない
ここへ入ることはない。
山門のすぐ左に、
會津八一の歌碑がある。