40年近く前、宮城の酒としてよく飲んだのは
<浦霞・禅>、<一ノ蔵・無鑑査>
太平洋岸の酒が主でした。
最近はこの2銘柄は殆んど飲む機会がありません。
その頃はほんとによく飲みお世話になった酒です。
<一ノ蔵・無鑑査>は日本酒が特級、一級、二級と酒税法上分かれていた頃に
特級、一級クラスの酒であるのに、敢えて国税局の鑑査を受けずに、
安い酒税の二級酒として販売された酒です。
通常の二級酒より少し高いが、酒税が安いのでお値打ちな酒でした。
ある意味、明治の頃に戦費を調達する為に酒税と言う、大衆課税を
始めた税務当局に対する挑戦とも受け取れました。
時限立法で始められた酒税は戦争が終了しても無くなることは無く
現在も続いています。
更に過酷な事にこの酒税付きの酒価格に消費税を掛けられているのです。
税金に税金を掛けるこの搾取は何とも理解の限界を超える。
ゴルフ場では価格から<ゴルフ場利用税>を差し引いた金額に
消費税は掛けられているのに、間違いには素直に<すいません>と
謝り改正すればよいのにと思う今日この頃です。
<萩の鶴>は限りなく岩手に近い山の中の金成町の酒です。
最近はよく飲みます。常温で飲みます。
ささやかな肴
ほうれん草とべ-コンの醤油炒め 林檎入りポテトサラダ
<萩乃露>の奈良漬け 巾着(鶏ミンチ・筍・椎茸)