週初めに良い店と偶然出会えた。
天気もよく、暖かいので自転車で3キロ程の尾頭橋(おとうばし)迄用足しに出かけた。
何時もと違い、少し遠回りの歩道の広い道を選んだ。
車ではよく通る道です。目的地に程近い所でこの辺りによくある店構えのカウンタ―だけの
ラ―メン店が何となく気になり、自転車を止め中をガラス越しに覗くと、清潔な服装で帽子も
被り、調理場に立つ人の姿が目に止まりました。
中に入り最近外で食べていない餃子を頼みました。勿論、昼ですがビ―ルも頼みました。
<もやしの突き出し>は事前に作り置きしてあるのではなく、その場で酢と胡麻油を会わせ
もやし と合えていました。 少量ですがとても美味しく、ビ―ルにあいました。
とても美しく焼けている餃子です。一個一個の餃子がケバケバも無く、綺麗に出来ている。
皮は底を見れば判るように、ある程度の厚みもあり、口ざわりはモチモチカリカリです?
重なるようにくっついて焼かれているが、一個一個は綺麗に分かれてつまめる。
口に入れて噛むと、中から僅かに汁が出てくる感じ。
小籠包のように、中にゼリ-状のス―プでも入れてあるのだろうか。
皮と餡のバランスがとても良い。主人が丁寧に焼いてみえた様子がわかる。
<大須の百老亭>、<今池の呑助>、<柳橋の江南>に叉一つ特長のある餃子が増えた。
勿論私の食べた事のある少ない経験の中での話ですが。 3店共、40年以上か40年近く
続いている店ですが、この店は10年少々との事。この後、ワンタン麺で昼食を終わる事にした。
通常のラ-メン丼より少し口径が小さめで、深さはある丼で出てきた。
麺がワンタンの下に隠れて見えないが、細くも無く、太くも無く、ちじれているでもなく、
ちじれていないでもない軽いウエ―ブの麺、焼き豚は柔らかく良い味がついている適度の厚さのものが2枚、卵はご覧の通り、ワンタンは中の肉が良い香りがついて、
ワンタンワンタンしている。さて肝心のス―プは中華料理での基本のス―プ、鶏を一匹丸ごと
入れてとる上湯(しゃんたん)仕上げ、塩分を感じさせない味、旨みが上品に出ている。
醤油は入れてない。 豚骨風の脂の多いのが苦手な私好み。最後の一滴まで飲んだ。
狭い店内、厨房が綺麗に保たれている。主人も清潔なスタイル、奥さんらしい女性と二人で
営業されている。 メニュ―も10人で満杯の狭い店にしては豊富。
40半ばに見えるご主人の腕はかなりなものとみた。
奇抜さや、妙なウリは無いが、基本的な中華の修行を良い所でした経歴がありそうだ。
ス―プがとても美味しいと声をかけて店を出た。 時々通う事になりそうだ。
※<餃子屋麺壱番館>名古屋・中川・八熊2-21、信号・北西角の福島ビル